材料のイロハ
菅谷塗装店でが、お客様の要望をお聞かせいただいたうえ、様々な下地や外壁の仕上げ材、劣化状態、耐候性、ご予算に合わせ、数ある材料から一番合ったものを選びご提案させていただきます。
お値段の高い材料はそれなりに良い部分が多いですですが、安価な材料が決して悪い訳ではありません。
建物、土地柄、築年数で様々な材料を使用する事になります。
メリット
- 耐用年数が長い
- 遮熱 断熱効果で省エネ効果が大幅に期待できる
- 防音・防臭・防露などの効果も期待できる
- 宇宙ロケットの断熱技術が民間に転用され、公共事業や大企業からの採用もある
デメリット
- コストがかかる
- 真っ黒や濃彩(濃い色)などが出にくい
- 防藻剤などの添加剤を混入しないと苔などが着く場合がある
- 全艶消ししかない
メリット
- 強靭な塗膜を形成するので高耐用年数が期待できる
- 持ちが長く次回までの塗り替え周期を長くとれる
- ホコリなど着いても雨などで流れてくれるので美観も保たれる
デメリット
- 品質は最高級だがコストがかかる
- 塗膜が強靭になるがゆえに建物のひび割れと同時に塗膜もひび割れてしまう事がある
- 年数が経てば雨筋などでの汚れも着く
メリット
- ツヤが良くホコリなども着きにくく低汚染
- 耐用年数も長くコストもそれほどかからないのでコストパフォーマンスが良い
- 艶消し砂調の材料などもあるのでリシン壁などの場合でも風合いが変わりにくい
デメリット
- やや密着力が劣るので専用の下塗りを必要とする
- ものをはじく性質がある為次回の塗装時の密着力も多少劣る
- ウレタン樹脂塗料に比べ単価が高い
- 全艶消しの材料が水性の砂調の物しかない
メリット
- シリコン同様にツヤが良くホコリなども付きにくくい
- 遮熱効果で省エネ効果が期待できる
デメリット
- シリコン同様にやや密着力が劣るので専用の下塗りを必要とする
- 遮熱の度合いが数値レベルの変化なので大きな期待ができない
メリット
- ウレタンの柔軟性で密着力が高く多方面で使用できる
- 塗り替え周期が早い分家全体のチェックが多くできる
- ローコストで経済的
デメリット
- 比較的劣化が早い
- 周期が早い分ライフサイクルコストがかかる
塗装のイロハ
塗装時期とはいったいどの程度になったら、塗り替えをしなければならないのでしょうか?
築年数でいえば一番多いのが新築から10年~15年前後。中には新築から6年や20年というケースもあります。
新築から6年での塗装というのは、自然的な傷みというより、構造的な問題や悪い立地条件などで外壁にひびが入ってしまうなどのケースです。
自然的な傷みで言えば、外壁にカビが少し生えてきて塗装を考える方もいれば、1面にびっしり生えても塗装をされない方もます。
びっしりとカビが生えているのは景観的に少し問題ありですが、少しぐらいでは差し迫っての塗装の必要はありません。
汚れの場合でも築年数的に塗装時期ではあるけれども、汚れが目立たなければ塗装を考えない方もいますし、汚れていなくても塗装時期だということで、塗り替える方もいます。
塗装時期というのは、はっきり決まったというものはなく、その人の考え方によって大きく左右されることのほうが大きいとも言えます。 早めのメンテナンスで住宅を長持ちさせましょう!
よく「塗装したらどのぐらいもつの?」と質問されますが、人それぞれの感覚と認識で実際はとてもあいまいです。
確かに「その塗料は何年の耐用年数が期待できます」という、10年、15年とある程度の数字で表すことはできます。
多くの塗料メーカーでは、塗料自体の耐用年数をうたっています。
塗装業者にしても、ウレタン塗装7年、シリコン塗装12年、フッ素15年のような、具体的な数字であらわしているところもあり、塗替えを計画している方にすればとてもわかりやすくていいと思います。
ただ塗装というものは、家の状況や作業の念入りさによって、耐用年数は断然にかわってきます。
あくまでも具体的な耐用年数だけを信用するのではなく、
やはり工事の中身をみなければなりません。
塗装時期で考えれば、その人が汚れに対して気になってきたら塗り替え時期であって、カビが気になりだしたらその家の塗装時期であると言えます。
言い換えれば、10年もつ塗料だとしても、壁にひびもなく汚れだけが気になる家の場合などは、汚れさえ気にしなければ、15年持たすことも可能と言えてしまいます。
菅谷塗装店では、より長く『もつ』ように材料の判別や、工程をしっかりとこなすことを心がけています。
塗り替えのサイン
壁の一部が緑色になってしまうなどの、カビや藻。
外壁のヒビとは違い、今すぐ塗装をしなければいけないと言う緊急性はありません。どちらかといえば、見た目が悪いということです。
一般に健康にもよくないと言われていますが、それがどの程度のものなのかは定かではありません。日光が当たらないような家の北側に多く発生し、なおかつ植物が近くにあるとカビ胞子が外壁につきやすくカビが生えやすい傾向があります。あとは、川や用水路など水場が近くにあると苔や藻などが発生しやすいです。特に砂の仕上げの外壁などザラザラした塗装模様の外壁の場合、カビがつきやすいです。
新築から早い年数の家でカビに悩む方もいるように、築年数初期の段階でカビに悩む方が一番多いのが、この種類の外壁です。
ツルツルしている外壁よりは、ザラザラしている外壁のほうが、比較的カビがつきやすいようです。さらに、ザラザラしている外壁に発生しているカビや苔、藻などは、外壁表面に奥深く根付きますので、高圧洗浄をしても、きれいにとることができない場合もあります。
外壁塗装をすれば「塗膜」が張るので、外壁はツルツルになって、塗装前より断然カビが付着しにくくなります。
クラックは主に、サイディングの仕上壁やモルタル壁、ALCなどの外壁に起こる症状です。
外壁にクラックが入る要因として考えられるのはいくつかあります。
例えば地震や、道路の近くなどでは振動で建物自体に歪みが発生して割れるケ-スです。
地震が原因だとすると、避けることは困難です。
サイディングの場合は、内側にある木材に打ち付けていますが、その木材そのものが湿気や乾燥で歪みが発生するケ-スがあります。わずかながら伸縮を繰り返すので、サイディング自体が原因の一端になることがあります。
モルタルの場合、新築時のモルタル施工工事完了後、モルタルの成分から水分が蒸発していく乾燥過程のとき、モルタルが収縮してヒビが発生することがあります。
そのほかにも家の構造的問題で発生するヒビがあります。
家のゆがみが原因で生じるヒビです。 だいたいの場合、新築から10年経つと家自体も落ちついてくるにつれて、ヒビも出きってしまう といわれていますので、それ以降おもだったヒビは出にくいと言われています。地盤がゆるいと地震や車が通る振動でクラックが生じることもあります。小さいクラックから雨水が浸入して、外壁や下地の劣化が進んでいってしまいます。
塗装時は下塗り前にシール(コーキング)工法やUカット工法、Vカット工法で下地を作り次工程へ進んでいきます。 次工程では微弾性の下塗材などを使用しクラック(ヒビ)に対応していきます。